筋トレ1年目が最も筋肥大するは本当か？
本格的に筋トレをしている人にとって有名な話として「筋肉増加量は筋トレ1年目が最も多く、年数に応じて減っていく」というものがあります。
例えば、筋トレ初心者（1年目）は約11キロ、中級者（2～4年目）は約7キロ、上級者（5年以上）は約3キロほど筋肉量の増加が見込めるとも言われていますよね。
これはフィットネス・筋トレ業界をリードするアラン・アラゴン氏が公式に発表しているので、おそらく理論的にはそうなのでしょう。
しかし、これはあくまでも理論値でしかなく、実態はだいぶ異なります。「1年目よりも2年目の方が成長した」という人も多くいます。
一般的に筋トレ1年目はほとんど筋肥大しない人の方が多い
これは私の実体験ですが、筋トレ1年目よりも2年目の方が明らかに筋肉増加量が多いんですよね。1年目はほとんど成長しなかったんですよね…。
理由は簡単で、初心者である1年目は”効かせる”筋トレが出来ていなかったのです。食事面の知識もそうです。筋肥大の為の食事が摂れていませんでした。
本人は頑張っているつもりでも全然足りていない、だから1年経っても大した変化が無い、おそらく、こういう人が大半だと思うんですよね（筋トレ文化が浸透していない日本は特に）。
1年目で11キロも筋肉量が増える人は、上級者並みの知識とテクニックを持っている場合に限ると思うのです。それか、プロの指導を受けながら徹底的にトレーニングをしているかです。
1年目から大幅な筋肥大をさせたいと考えているなら、ライザップのようなパーソナルトレーニングを利用した方が良いと思います。特に初心者は『自分の限界』が分からず、本来の限界よりもだいぶ手前に線を引いてしまうからです。
筋肉が飛躍的に成長するのは知識やテクニックを覚えてから！
プロのサポートが無い限りは、1年目の大幅な筋肥大は難しいと思います。筋肥大が加速するのは、充分な知識と、しっかりと筋肉に効かせるテクニックが身に付いた2年目以降です。
もちろん、1年目と同じ事を繰り返していたら2年目も筋肥大しないでしょう。1年目での失敗を糧にして、改善していく事が大切なんです。
持論：年数ではなく現在の筋肉量に応じて成長率が変わる
これは持論でしかありませんが、筋肉増加量は年数に応じて変わるのではなく、現在の筋肉量に比例して変わるのだと思います。
筋肉量が少ない状態だと脳は「たくさん筋肉を付けなければこの環境に適応できない！」と判断するから成長が加速し、逆にそれなりの筋肉があれば「そこまで筋肉を増やさなくても環境に適応できる！」と判断するから成長が鈍るという事なのだと思うのです。
つまり、『年数』ではなく『環境』が影響するという事なのです。
逆に言えば、より過酷な環境に身を投じれば上級者でも大幅な筋肥大が可能という事でしょう。
しかし、『肉体的限界』もあります。過酷過ぎる環境は神経や骨を損傷するリスクも高まる為、どうしてもブレーキがかかります。その結果、筋肉の成長率も低くなっていくのだと考えられます。
